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さし絵部門特別賞「益川 進」賞について

呉出身の先人の中に「広告デザインを芸術作品にした男」と呼ばれた方がいます。
動画部門の中で特にすぐれた作品があった場合は特別賞として「益川 進」賞を
贈呈します。

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益川進(1917-1992) 呉市宮原で生まれる。

「広告デザインを芸術作品にした男」これが、広告デザイナー益川進さんの呼び名です。益川さんは、黒澤明をはじめ、多くの世界の巨匠と呼ばれる監督から映画宣伝ポスターの一切を任されていました。ハリウッドのスピルバーグ監督からも、直々に依頼を受けるなど、日本だけでなく外国でも活躍されました。また、映画だけでなく新聞広告、雑誌・書籍の装丁やロゴのレタリングなども手がけ、アメリカ・ドイツ・チェコ・日本など内外でデザイン賞の受賞は、30数回にも及んでいます。晩年、69歳の時から何度も故郷の呉を訪れるようになり、呉港から望む宮原の油絵を描いています。平成3年8月が最後の帰呉となり、平成4年3月、永眠されました。(このとき描かれた油絵は、坪内小学校で展示されています。また、益川さんのことは、日本遺産を題材とした呉市の道徳資料の教材「一枚の絵」で紹介されています。)

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